【
協
議
事
項】
1
人口推計について
・・・・・・・・1頁
2
要介護・要支援認定者数の推計について
・・・・・・・・8頁
3
介護保険運営協議会「中間報告」
(案)について
1 人口推計について
⑴ 震災の影響の確認
平成24年から平成26年までの第5期計画期間の人口推計を行うにあたり、まず、震災の影響に
よって人口がどのように変動したのかについて確認をする必要がありました。
住民基本台帳のデータにより、いわき市全体の震災前後の人口の推移についてみると、震災の前
後で大きな減少が見られました。ただし、震災後半年以上が経過し、人口の減少度合いは次第に少
なくなってきたことも確認できます(図表1)。
図表1 いわき市全体の人口の震災前後の推移
338,000 340,000 342,000 344,000 346,000 348,000 350,000
1
0
月
1
1
月
1
2
月
1
月
2
月
3
月
4
月
5
月
6
月
7
月
8
月
9
月
1
0
月
平成22年度 平成23年度
(人)
⑵ 人口推計の方法の概略
震災後の人口推移について、もう少し長い期間経過・状況を把握する必要があると考えられます
が、今回の推計においては、基本的な考え方として 、平成23年10月以降の人口については震災前
と同様の自然増減・社会増減が見られることを想定して推計を行いました。
人口の推計は、人口推計において一般的な方法であるコーホート要因法に基づいて行っています。
コーホート要因法とは、ある一定期間(例えば1年間)に出生した集団の死亡(生残率)や転出入
(純移動率)の時間的変化をもとに将来の人口を推計する方法です(図表2参照)。
推計の基礎となる人口については、平成19年∼平成23年の各年10月の住民基本台帳人口を使
用しました。推計に利用する基礎数値のうち、生残率については「平成17年 都道府県別生命表」
(厚生労働省 平成19年12月公表)に記載されている福島県の数値を、また、出生率および男女
児比については本市の実績値を使用しました。さらに、純移動率については本市の人口変化率と生
存率から推計を行っています。なお、これら、出生率、男女児比、純移動率については、震災によ
358,019 355,926 353,527 350,779 348,421
340,666 337,885
334,953 331,921
90,491 88,210
85,804 84,063
85,237 84,911
80,127 81,829 83,333 22.4%
23.0%
23.6%
24.2% 24.5%
24.7%
25.4%
26.3%
27.3%
0 50,000 100,000 150,000 200,000 250,000 300,000 350,000 400,000
平成18年 平成19年 平成20年 平成21年 平成22年 平成23年 平成24年 平成25年 平成26年 (人)
10.0% 15.0% 20.0% 25.0% 30.0%
全人口 高齢者数 高齢化率
←実績値 推計値→
図表1 人口推計の考え方(コーホート要因法の概略)
65歳 66歳 67歳
平成23年10月 ∼ A人 B人 C人 ∼
生存率E,移動率F 生存率G,移動率H
平成24年10月 ∼ X人 A(E+F)人 B(G+H)人 ∼
生存率E,移動率F 生存率G,移動率H
平成25年10月 ∼ Y人 X(E+F)人 A(E+F)(G+H)人 ∼
生存率E,移動率F 生存率G,移動率H
平成26年10月 ∼ Z人 Y(E+F)人 X(E+F)(G+H)人 ∼
以下では、「人口・高齢 者数・高齢化率」、「高齢者(前期 高齢者・後期高 齢者・高齢者全体 )増減率
(対前年比)」、「男女別・前期後期別高齢者数の推移」、「年齢 5 歳階級別(高齢者のみ)人口の推移」
の4点について、いわき市全市の平成26年までの推計結果を掲載しております。なお、性別・年齢階
級別の人口の推移(実数および前年比増減率)については、最終ページに一覧表の形式で整理をしまし
た(図表12参照)。
⑶ 人口・高齢者数・高齢化率
本市の人口の実績値の推移を見ると、平成18年から平成23年にかけて、年々減少する傾向にあ
ったことがわかります(図表3)。また、震災の影響により、平成 22 年から平成23 年にかけての
減少幅は比較的大きくなっていることが確認できます。全体の人口の動きについて、前ページに示
した推計方法により推計した場合、次期計画期間の開始年度である平成24年には337,885人、最
終年度の平成26年には331,921人になるという推計結果となっています。
一方、高齢者数については、23年に一度減少するものの、その後は増加傾向となっており、平成
24年には85,804人、平成26年には9万人を超える水準となると推計されます。
総人口が減少する一方で、高齢者数が増加するため高齢化率も上昇していくと考えられます。平
成18年には22.4%であった高齢化率が、平成24年には25%を超え、平成27年には27%を超え
るという推計結果となっています。
⑷ 前期・後期別高齢者数の動向
前期・後期高齢者数の動向を見ると、前期高齢者は平成22年∼23年にかけて前年比マイナスに
なりました。ただし、平成24年以降は再び前年比増で推移するものと考えられます(図表4)。平
成22∼23 年に前期高齢者数が減少し、再び増加に転じるという傾向については、震災の影響もあ
りますが、この時期のコーホートの特徴として全国的にも見られるものと考えられています(図表
5)。後期高齢者数については、増勢こそ鈍化する傾向が見られるものの、次期計画期間中にも前年
比増加傾向を続けていくものと推測されます(図表4)。
なお、実数については、図表6のような動きになるものと考えられます。
図表4 いわき市全体 前期後期高齢者増減率の推移(前年比)
2.1% 2.1%
1.8%
2.8%
2.6%
0.7%
4.2%
4.6%
0.4%
1.1% 0.6%
2.3%
- 1.6%
- 4.0%
1.8%
0.6% 1.5%
3.6% 4.0%
1.2% 2.4%
2.7% 3.1%
1.9%
2.1%
- 1.4% 0.4%
- 5.0% - 4.0% - 3.0% - 2.0% - 1.0% 0.0% 1.0% 2.0% 3.0% 4.0% 5.0%
平成18年 平成19年 平成20年 平成21年 平成22年 平成23年 平成24年 平成25年 平成26年
前期高齢者 後期高齢者 高齢者全体
←実績値 推計値→
図表5 全国 前期後期高齢者増減率の推移(前年比)
3.2% 3.2%
2.8%
3.4%
- 1.6% - 0.6%
3.6%
1.6%
1.9% 2.2%
4.8% 4.4%
2.2%
4.1%
3.7%
3.8% 3.8% 4.5%
4.4%
2.8%
2.0% 3.4%
1.5%
1.0%
3.5% 2.8%
3.6%
- 2.0% - 1.0% 0.0% 1.0% 2.0% 3.0% 4.0% 5.0%
平成18年 平成19年 平成20年 平成21年 平成22年 平成23年 平成24年 平成25年 平成26年
前期高齢者 後期高齢者 高齢者全体
41,586 41,888 42,148 42,608 41,919 40,242 41,175 42,916 44,910 38,541 39,941 41,185
42,303 43,318
43,821
44,629
45,294
45,581
0 20,000 40,000 60,000 80,000 100,000
平成18年 平成19年 平成20年 平成21年 平成22年 平成23年 平成24年 平成25年 平 成26年 (人)
←実績 値 推 計値→
図表6 いわき市全体 前期後期高齢者数の推移
⑸ 性別・前期後期別高齢者数の動向
前期・後期高齢者の動向について男女別に見ると、前期高齢者数が平成22年∼平成23年に減少
し、平成 24年以降は再度増加傾向に転じるという動きは男女に共通して見られるものと考えられ
ます。(図表 7)。後期高齢者数についても、増勢こそ鈍化する傾向が見られますが、次期計画期間
中は男女ともに前年に対して増加傾向での推移が見られるものと考えられます。
また、上述のような前期・後期高齢者の人口増減の結果、推計を行った平成 26 年までの期間に
おいては、高齢者全体に占める後期高齢者の割合は平成23 年において最も高く、その後は前期高
齢者の割合が増加する動きが見られるものと予想されます(図表8)。
なお、実数については図表9のような動きになるものと考えられます。
図表7 いわき市全体 性別・前期後期別高齢者増減率(前年比)
4.3%
4.0%
3.2%
1.6%
1.0% 0.4% 0.9%
4.7%
4.9%
1.0%
1.7% 1.7%
3.7%
- 0.8%
- 3.5%
1.1%
4.4% 3.8%
0.6% - 0.2%
- 4.4% - 2.3%
0.6% - 0.3%
2.7%
1.5% 1.3%
2.7% 3.9%
3.4%
2.9% 2.7%
2.2%
1.1%
2.0%
1.4%
- 5.0% - 4.0% - 3.0% - 2.0% - 1.0% 0.0% 1.0% 2.0% 3.0% 4.0% 5.0%
平成18年 平成19年 平成20年 平成21年 平成22年 平成23年 平成24年 平成25年 平成26年 前期高齢者(男性) 前期高齢者(女性) 後期高齢者(男性) 後期高齢者(女性)
23.6% 23.3% 23.3% 23.2% 22.9% 22.4% 22.8% 23.2% 23.7%
28.3%
27.9%
27.3%
27.0%
26.3%
25.4%
25.2%
25.4%
25.9%
17.5% 17.9% 18.0% 18.2% 18.6% 19.1% 19.0% 18.8% 18.5%
30.6% 30.9% 31.4% 31.6% 32.2% 33.0% 33.0% 32.6% 31.9%
0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 平成18年
平成19年 平成20年 平成21年 平成22年 平成23年 平成24年 平成25年 平成26年
前期高齢者(男性) 前期高齢者(女性) 後期高齢者(男性) 後期高齢者(女性) ↓ 推計値 ↑ 実績値
図表8 いわき市全体 高齢者全体に占める性別・前期後期高齢者別の割合
図表9 いわき市全体 性別・前期後期別高齢者数の推移
18,894 19,056 19,380 19,709 19,544 18,854 19,559 20,481 21,482 22,692 22,832 22,768 22,899 22,375
21,388 21,616
22,435
23,428 14,049 14,615 15,038 15,438 15,852
16,066 16,310
16,567
16,731 24,492
25,326 26,147
26,865 27,466
27,755 28,319
28,727
28,850
0 20,000 40,000 60,000 80,000 100,000
平成18年 平成19年 平成20年 平成21年 平成22年 平成23年 平成24年 平成25年 平成26年 (人)
前期高齢者(男性) 前期高齢者(女性) 後期高齢者(男性) 後期高齢者(女性)
⑹ 高齢者5歳階級別人口の動向
65歳以上の高齢者について5歳階級別に次期計画期間中の人口動向を見ると、65−69歳人口が
平成22年∼平成23年にかけて減少傾向であったことがわかります(図表10)。前頁で示した前期
高齢者人口の減少が生じる原因のひとつは、同年齢階級の減少によるものと考えられます。
平成 24 年以降については、65−69 歳人口は増加に転じると予想され、このほか、85 歳以上の
人口については、4∼5%程度の増加率での推移が予想されます。また、75−79歳人口については、
平成24年以降減少するものと推測されます。
なお、実数については図表11のような動きになるものと考えられます。
図表10 いわき市全体 年齢5歳階級別高齢者増減率(前年比)
0.7%
0.9% 6.7%
7.3%
2.0%
6.5%
5.5%
0.3%
3.6% 2.0%
2.5%
- 3.7%
- 7.3%
2.2%
3.8% 1.9%
- 0.6%
0.4% 0.8% - 0.3%
- 1.7% - 0.9%
1.7% 1.6%
- 1.7% - 0.9%
1.1%
- 0.5% 0.0% 0.3%
6.2%
4.1%
4.3%
2.2% 1.1%
0.0%
1.8% 1.8% 7.8%
4.1%
6.1%
4.2%
5.2%
4.5%
3.5%
- 8.0% - 6.0% - 4.0% - 2.0% 0.0% 2.0% 4.0% 6.0% 8.0% 10.0%
平成18年 平成19年 平成20年 平成21年 平成22年 平成23年 平成24年 平成25年 平成26年 65−69歳 70−74歳 75−79歳 80−84歳 85歳−
←実績値 推計値→
図表11 いわき市全体 年齢5歳階級別高齢者数の推移
21,331 21,756 22,200 23,009 22,160
20,538 21,044 22,402
23,626 20,255 20,132 19,948 19,599 19,759
19,704 20,131
20,514 21,284 17,025 17,296 17,588 17,780 17,830
17,832 17,748
17,584
17,280 12,151 12,655
13,195 13,488 13,642
13,645 13,892
14,137
14,259 9,365 9,990
10,402 11,035 11,846 12,344 12,989
13,573
14,042
0 20,000 40,000 60,000 80,000 100,000
平成18年 平成19年 平成20年 平成21年 平成22年 平成23年 平成24年 平成25年 平成26年 (人)
65−69歳 70−74歳 75−79歳 80−84歳 85歳−
図表12性別・年齢階級別人口の動向平成18∼26年度(各年10月1日時点:平成24∼26年は推計値)
男女計 男性 女性 男女 計 男性 女性 男女計 男性 女性
総人口 358,019 174,648 183,371 355,926 173,534 182,392 353,527 172,250 181,277
0- 14歳 51,938 26,442 25,496 51,039 26,098 24,941 50,117 25,653 24,464 15- 39歳 104,381 53,902 50,479 102,231 52,737 49,494 100,217 51,641 48,576 40- 64歳 121,573 61,361 60,212 120,827 61,028 59,799 119,860 60,538 59,322 65−69歳 21,331 10,016 11,315 21,756 10,324 11,432 22,200 10,646 11,554 70−74歳 20,255 8,878 11,377 20,132 8,732 11,400 19,948 8,734 11,214 75−79歳 17,025 7,144 9,881 17,296 7,248 10,048 17,588 7,316 10,272 80−84歳 12,151 4,301 7,850 12,655 4,627 8,028 13,195 4,891 8,304 85− 9,365 2,604 6,761 9,990 2,740 7,250 10,402 2,831 7,571 再掲
高齢者数 80,127 32,943 47,184 81,829 33,671 48,158 83,333 34,418 48,915
前期高齢者 41,586 18,894 22,692 41,888 19,056 22,832 42,148 19,380 22,768 後期高齢者 38,541 14,049 24,492 39,941 14,615 25,326 41,185 15,038 26,147 高齢化率 22.4% 18.9% 25.7% 23.0% 19.4% 26.4% 23.6% 20.0% 27.0% 高齢者(前年比) 2.1% 2.4% 1.9% 2.1% 2.2% 2.1% 1.8% 2.2% 1.6% 前期高齢者(前年比) 0.4% 1.0% 0.2% 0.7% 0.9% 0.6% 0.6% 1.7% - 0.3%
後期高齢者(前年比) 4.0% 4.3% 3.9% 3.6% 4.0% 3.4% 3.1% 2.9% 3.2%
男女計 男性 女性 男女 計 男性 女性 男女計 男性 女性
総人口 346,940 168,869 178,071 344,700 167,658 177,042 340,666 166,041 174,625 0- 14歳 48,802 24,983 23,819 47,657 24,335 23,322 45,179 23,123 22,056
15- 39歳 94,403 48,683 45,720 92,694 47,743 44,951 92,273 47,705 44,568 40- 64歳 118,824 60,056 58,768 119,112 60,184 58,928 119,151 60,293 58,858
65−69歳 23,009 11,045 11,964 22,160 10,672 11,488 20,538 9,871 10,667 70−74歳 19,599 8,664 10,935 19,759 8,872 10,887 19,704 8,983 10,721 75−79歳 17,780 7,384 10,396 17,830 7,390 10,440 17,832 7,391 10,441 80−84歳 13,488 5,048 8,440 13,642 5,186 8,456 13,645 5,211 8,434 85− 11,035 3,006 8,029 11,846 3,276 8,570 12,344 3,464 8,880 再掲
高齢者数 84,911 35,147 49,764 85,237 35,396 49,841 84,063 34,920 49,143 前期高齢者 42,608 19,709 22,899 41,919 19,544 22,375 40,242 18,854 21,388 後期高齢者 42,303 15,438 26,865 43,318 15,852 27,466 43,821 16,066 27,755 高齢化率 24.5% 20.8% 27.9% 24.7% 21.1% 28.2% 24.7% 21.0% 28.1% 高齢者(前年比) 1.9% 2.1% 1.7% 0.4% 0.7% 0.2% - 1.4% - 1.3% - 1.4% 前期高齢者(前年比) 1.1% 1.7% 0.6% - 1.6% - 0.8% - 2.3% - 4.0% - 3.5% - 4.4% 後期高齢者(前年比) 2.7% 2.7% 2.7% 2.4% 2.7% 2.2% 1.2% 1.3% 1.1%
男女計 男性 女性 男女 計 男性 女性 男女計 男性 女性
総人口 337,885 164,598 173,287 334,953 163,083 171,870 331,921 161,532 170,389
0- 14歳 44,078 22,618 21,460 43,074 22,106 20,968 42,079 21,576 20,503 15- 39歳 90,058 46,484 43,574 87,671 45,217 42,454 85,382 44,048 41,334 40- 64歳 117,945 59,627 58,318 115,998 58,712 57,286 113,969 57,695 56,274 65−69歳 21,044 10,292 10,752 22,402 10,934 11,468 23,626 11,580 12,046 70−74歳 20,131 9,267 10,864 20,514 9,547 10,967 21,284 9,902 11,382 75−79歳 17,748 7,268 10,480 17,584 7,285 10,299 17,280 7,252 10,028 80−84歳 13,892 5,338 8,554 14,137 5,379 8,758 14,259 5,404 8,855 85− 12,989 3,704 9,285 13,573 3,903 9,670 14,042 4,075 9,967
再掲
高齢者数 85,804 35,869 49,935 88,210 37,048 51,162 90,491 38,213 52,278
前期高齢者 41,175 19,559 21,616 42,916 20,481 22,435 44,910 21,482 23,428 後期高齢者 44,629 16,310 28,319 45,294 16,567 28,727 45,581 16,731 28,850 高齢化率 25.4% 21.8% 28.8% 26.3% 22.7% 29.8% 27.3% 23.7% 30.7% 高齢者(前年比) 2.1% 2.7% 1.6% 2.8% 3.3% 2.5% 2.6% 3.1% 2.2% 前期高齢者(前年比) 2.3% 3.7% 1.1% 4.2% 4.7% 3.8% 4.6% 4.9% 4.4% 後期高齢者(前年比) 1.8% 1.5% 2.0% 1.5% 1.6% 1.4% 0.6% 1.0% 0.4%
2012年 2013年 2014年
平成24年 平成25年 平成26年
2006年 2007年 2008年
2009年 2010年 2011年
平成18年 平成19年 平成20年
1,000 1,200 1,400 1,600 1,800 2,000 2,200 2,400 2,600 2,800 3,000 4
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平成21年度 平成22年度 平成23年度 第4期計画期間
(人)
要支援1 要支援2 要介護1 要介護2 要介護3 要介護4 要介護5 13,800 14,000 14,200 14,400 14,600 14,800 15,000 15,200 15,400 15,600 15,800 16,000 4
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平成21年度 平成22年度 平成23年度 第4期計画期間
( 人)
2 要介護・要支援認定者数の推計について
⑴ 要介護認定等の現状
① 要介護認定者数等の推移
本市の要介護・要支援認定者数(以下、認定者数)は、平成22 年度まで増加基調での推移を
続けていましたが、震災後数か月は(認定審査会が開催できなかった期間もあったため)減少し
ていることが確認できます(図表1)。ただし、直近の数か月では認定者数は震災前の水準と同水
準となっており、要介護度別に見ると、「要支援1」以外では認定者数はほぼ震災前の水準に戻っ
てきているという状況になっていることが把握できます(図表2)。
なお、要介護認定者数については、国保連合会業務統計表(確定給付統計)の値を用いていま
す。図表における記載は、各月の前月末の認定者数を表しています。
図表1 要介護・要支援認定者数の推移(全体)
② 要介護認定率等の推移
本市の要介護・要支援認定率(以下、認定率)の推移を見ると、第 1 号被保険者においては、
男女ともに震災前まで上昇基調にあったことがわかります。また、震災後についても、直近の数
か月においては認定率が震災前と同水準、またはそれ以上の水準となっており、上昇傾向が続い
ていることが見て取れます(図表3)。第2号被保険者の認定率については、ほぼ横ばいでの推移
となっています(図表4)。
図表3 要介護・要支援認定率の推移(第1号被保険者)
10.0% 12.0% 14.0% 16.0% 18.0% 20.0% 22.0% 24.0% 4
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男性 女性
図表4 要介護・要支援認定率の推移(第2号被保険者)
0.0% 0.2% 0.4% 0.6% 0.8% 1.0% 4
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平成21年度 平成22年度 平成23年度
0.0 % 0.2 % 0.4 % 0.6 % 0.8 % 1.0 % 4
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平 成2 1年 平 成 22年 平成 23年
要支 援1 要支 援2 要介 護1 要 介 護2 要介 護3 要介 護4 要介 護5
0.0 % 0.2 % 0.4 % 0.6 % 0.8 % 1.0 % 4
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平 成 21年 平成 22年 平成 23年 要 支 援1 要 支 援2 要 介 護1 要 介 護2 要 介 護3 要 介 護4 要 介 護5
⑵ 要介護認定者数等の推計にあたっての考え方
① 本市における要介護・要支援認定者数の推計方法
認定者数の推計にあたっては、まず、次期計画期間における認定率(被保険者数に占める認定
者数の割合)を推計し、これに別途求めた高齢者人口推計結果を乗じることにより算 出 し ま す 。
認定率の推計は、現行計画期間における性別・5 歳階級別・要介護度別の認定率の動向に対す
る分析を通じて行いました。
② 性別・5歳階級別・要介護度別認定率の動向
65∼69歳男性
要介護者全体で見ると、震災前までは認定率は3.0∼3.5%の範囲での推移をしていましたが、震災後
直近の数か月では3.5%を超える水準となっています(図表5)。また、要介護度別に見ると、ほぼ横ば
いでの推移となっていますが、震災後、要介護1などでは上昇傾向が見られます(図表6)。
図表5 65∼69歳男性、要介護・要支援認定率 図表6 65∼69歳男性、要介護度別認定率
2.0 % 2.5 % 3.0 % 3.5 % 4.0 % 4
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平 成 21年 度 平 成 22年 度 平成 23年 度
65∼69歳女性
要介護度全体を見ると、震災前後において2.5∼3.0%の範囲での推移をしています(図表7)。要介護
度別の動きについても、ほぼ横ばいでの推移となっています(図表8)。
図表7 65∼69歳女性、要介護・要支援認定率 図表8 65∼69歳女性、要介護度別認定率
2.0 % 2.5 % 3.0 % 3.5 % 4.0 % 4
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0.0% 0.4% 0.8% 1.2% 1.6% 2.0% 4
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平 成 21年 平 成 22年 平 成2 3年
要 支援1 要 支援2 要 介護1 要 介護2 要 介護3 要 介護4 要 介護5
0.0% 0.5% 1.0% 1.5% 2.0% 2.5% 3.0% 4
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平 成2 1年 平 成 22年 平成 23年 要 支援1 要 支援2 要 介護1 要 介護2 要 介護3 要 介護4 要 介護5
10.5% 11.0% 11.5% 12.0% 12.5% 4
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平成 21年 度 平 成 22年 度 平成 23年 度 70∼74歳男性
要介護者全体の動きを見ると、震災前には平成21年度から平成22年度にかけて若干の上昇傾向にあ
りましたが、震災後は平成21年度と同程度の水準での推移となっています(図表9)。要介護度別に見
ると、要介護2などで若干の上昇傾向が見られますが、ほぼ横ばいでの推移となっています(図表10)。
図表9 70∼74歳男性、要介護・要支援認定率 図表10 70∼74歳男性、要介護度別認定率
5.0 % 5.5 % 6.0 % 6.5 % 7.0 % 4
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平 成 21年 度 平 成 22年 度 平成 23年 度
70∼74歳女性
要介護者全体で見ると、震災前までは6.5%前後での推移となっていましたが、震災後は6.0%前後で
の推移となっています(図表11)。要介護度別に見ると、要支援1や要介護2などで低下傾向が見られ
ます(図表12)。
図表11 70∼74歳女性、要介護・要支援認定率 図表12 70∼74歳女性、要介護度別認定率
5.0% 5.5% 6.0% 6.5% 7.0% 4
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平成 21 年度 平 成2 2年 度 平成 23 年度
75∼79歳男性
要介護度全体を見ると、平成 22 年度の後半に若干の上昇が見られ、11.5%強での推移となっていま
した。直近の状況では、平成22 年度の後半と同様の水準となっています(図表13)。要介護度別の動
きについては、要介護1で上昇傾向が見られますが、ほぼ横ばいでの推移となっています(図 表1 4)。
0.5% 1.0% 1.5% 2.0% 2.5% 3.0% 3.5% 4
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平 成2 1年 平 成 22年 平成 23年 要 支 援1 要 支 援2 要 介 護1 要 介 護2 要 介 護3 要 介 護4 要 介 護5
1.0% 2.0% 3.0% 4.0% 5.0% 4
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平 成2 1年 平 成 22年 平成 23年
要支 援 1 要支 援 2 要 介護 1 要 介護 2 要介 護 3 要介 護 4 要 介護 5
2.0% 3.0% 4.0% 5.0% 6.0% 7.0% 4
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平成 21年 平 成 22年 平成 23年
要 支 援1 要 支 援2 要 介 護1 要 介 護2 要 介 護3 要 介 護4 要 介 護5
30.0% 30.5% 31.0% 31.5% 32.0% 32.5% 33.0% 4
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平 成 21年 度 平 成 22年 度 平 成 23年 度 75∼79歳女性
要介護度全体では、震災前にはおおよそ15.0%前後での推移となっていました。直近の状況では、震
災前とほぼ同様の水準となっています(図表15)。要介護度別の動きについては、要介護2では上昇傾
向、要介護1では減少傾向が見られますが、ほぼ横ばいでの推移となっています(図表16)。
図表15 75∼79歳女性、要介護・要支援認定率 図表16 75∼79歳女性、要介護度別認定率
13.5% 14.0% 14.5% 15.0% 15.5% 4
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平成 21年 度 平 成 22年 度 平成 23年 度
80∼84歳 男性
要介護者全体で見ると、震災前では21.5%前後での推移となっていましたが、震災後は22.0%を超え
る水準となっています(図表17)。要介護度別に見ると、要介護1などで上昇していることが見て取れ
ます(図表18)。
図表17 80∼84歳男性、要介護・要支援認定率 図表18 80∼84歳男性、要介護度別認定率
20.0% 20.5% 21.0% 21.5% 22.0% 22.5% 23.0% 4
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平成 21年 度 平 成 22年 度 平成 23年 度
80∼84歳 女性
要介護者全体で見ると、震災前には、平成 22 年度において上昇が見られ、31.5%前後の推移となっ
ていました。直近の状況では、認定率はさらに上昇し、32.0%を超える水準となっています(図表19)。
要介護度別に見ると、要支援1や要支援2で比較的変動の幅が大きいことがわかります(図表20)。
0.0 % 2.0 % 4.0 % 6.0 % 8.0 % 10.0 % 4
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平 成 21年 平成 22年 平 成2 3年 要 支援1 要 支援2 要 介 護1 要 介 護2 要 介護3 要 介護4 要 介 護5
2.0% 4.0% 6.0% 8.0% 10.0% 12.0% 4
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要 支 援1 要 支 援2 要 介 護1 要 介 護2 要 介 護3 要 介 護4 要 介 護5
0.0% 5.0% 10.0% 15.0% 20.0% 4
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平成 21年 平 成 22年 平 成2 3年
要支 援 1 要支 援 2 要介 護 1 要介 護 2 要介 護 3 要介 護 4 要介 護 5
57.0% 58.0% 59.0% 60.0% 61.0% 62.0% 4
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平 成 21年 度 平 成 22年 度 平 成 23年 度 85∼89歳 男性
要介護度全体では、震災前では、平成 21 年度後半から若干低下し、38.0%前後での推移となってい
ました。直近の状況では、震災前とほぼ同様の水準となっています(図表21)。要介護度別見ると、要
支援2や要介護4で減少傾向が見られますが、ほぼ横ばいでの推移となっています(図表22)。
図表21 85∼89歳男性、要介護・要支援認定率 図表22 85∼89歳男性、要介護度別認定率
35.0% 36.0% 37.0% 38.0% 39.0% 40.0% 4
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平 成 21年 度 平 成 22年 度 平 成 23年 度
85∼89歳以上 女性
要介護度全体で見ると、震災前は54.0∼57.0%の幅での推移となっていました。直近の状況では、震
災前とほぼ同様の水準となっています(図表23)。要介護度別の動きについては、上下の変動は見られ
ますが、ほぼ横ばいでの推移となっています(図表24)。
図表23 85∼89歳女性、要介護・要支援認定率 図表24 85∼89歳女性、要介護度別認定率
51.0 % 52.0 % 53.0 % 54.0 % 55.0 % 56.0 % 4
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平成 21年 度 平 成 22年 度 平 成23 年度
90歳以上 男性
要介護度全体で見ると、震災前は平成21年度から平成22年度にかけて上昇が見られ、60.5%前後で
の推移となっていました。直近の状況では、震災前とほぼ同様の水準となっています(図表25)。要介
護度別の動きについては、上下の変動は見られますが、ほぼ横ばいでの推移となっています(図表26)。
0.0% 5.0% 10.0% 15.0% 20.0% 4
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平成 21年 平 成 22年 平 成2 3年 要支 援1 要 支援2 要 介護1 要 介護2 要介 護3 要 介護4 要 介護5
90歳以上 女性
要介護度全体で見ると、震災前から上昇傾向が見られ、震災前の数か月は75.0%前後での推移となっ
ていました。直近の状況では、認定率はさらに高くなり、76.0%を超える水準となっています(図表27)。
要介護度別の動きについては、要介護1などで上昇傾向が見られます(図表28)。
図表27 90歳以上女性、要介護・要支援認定率 図表28 90歳以上女性、要介護度別認定率
72.0% 73.0% 74.0% 75.0% 76.0% 77.0% 4
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平 成21 年度 平 成 22年 度 平 成23 年度
③ 認定者数推計のための認定率設定
上記図表 5∼図表 28 で見たように、現行計画期間における要介護度別の認定率については、
性別・年齢別等により、震災前後で水準が大きく変動しているケースがあることが確認されまし
た。
今後の認定者の推移については、震災後の状況が基準になると考えられたことから、次期計画
期間における性別・年齢5歳階級別・要介護度別の認定率は、平成23年10月(9月末)におけ
る認定者・認定率を基に設定することとしました(図表29網掛け部分参照)。
なお、震災後の状況として認定率の変動が大きいことから、今後の推移についても状況を確認
し、場合により認定率の再設定を行う必要もあると考えられます。
図表29 次期計画期間における認定者数推計のための認定率
要 支 援1 要 支 援2 要 介 護1 要 介 護2 要 介 護3 要 介 護4 要 介 護5
年 齢 別
合 計
40∼64歳 0.0% 0.1% 0.1% 0.1% 0.1% 0.1% 0.1% 0.5%
65∼69歳 0.2% 0.2% 0.7% 0.8% 0.8% 0.5% 0.4% 3.6%
70∼74歳 0.3% 0.7% 1.0% 1.4% 1.2% 0.9% 0.9% 6.3%
75∼79歳 0.6% 1.1% 2.1% 2.4% 2.2% 1.6% 1.7% 11.7%
80∼84歳 1.8% 2.6% 3.9% 4.2% 3.8% 3.0% 2.9% 22.3%
85∼89歳 2.9% 3.8% 5.8% 7.7% 8.0% 5.1% 4.6% 37.9%
90歳以上 4.7% 6.0% 8.9% 11.3% 13.2% 9.5% 6.7% 60.3%
男
性
第1号被保険者計 0.9% 1.3% 2.1% 2.6% 2.5% 1.8% 1.7% 12.8%
40∼64歳 0.0% 0.1% 0.1% 0.1% 0.1% 0.1% 0.1% 0.4%
65∼69歳 0.3% 0.5% 0.5% 0.5% 0.3% 0.3% 0.4% 2.7%
70∼74歳 0.7% 1.1% 0.9% 1.1% 0.8% 0.8% 0.8% 6.1%
75∼79歳 1.8% 2.9% 2.5% 2.5% 1.9% 1.7% 1.7% 15.0%
80∼84歳 3.7% 6.1% 5.6% 5.4% 4.7% 3.4% 3.5% 32.5%
85∼89歳 4.5% 7.6% 8.6% 10.1% 8.5% 8.3% 7.3% 54.8%
90歳以上 2.1% 5.5% 9.6% 12.9% 15.1% 16.0% 16.0% 77.2%
女
性
第1号被保険者計 1.9% 3.2% 3.4% 3.8% 3.4% 3.2% 3.1% 22.0%
⑶ 次期計画期間における要介護・要支援認定者数、認定率
前ページ図表29で示した認定率に人口推計結果を掛け合わせて、平成24年以降の要介護・要支
援認定者数を推計すると、下図のように推移していくものと考えられます。
震災の影響により一時的に人口の減少は見られましたが、基本的には今後も高齢者人口は増加し
ていくと考えられること、また、認定率の水準も直近の数か月においては震災前と同水準、または
それ以上の水準となっていることから、認定者数も増加傾向が続いていくと考えられます。平成23
年10月(9月末)の要介護・要支援認定者数は15,753人でしたが、次期計画期間の最終年である
平成26年には17,000人を超えるものと推計されます(図表30)。
なお、次期計画期間中の本市の高齢者全体の認定率は、以下の通りとなります(図表31)。
図表30 次期計画期間における要介護・要支援認定者数の推移
2,109 2,326
2,482 2,559 2,624 2,674 2,550 2,593
2,870 2,971
3,055 3,122 2,571 2,614
2,617
2,715 2,799
2,867 2,298
2,303
2,243 2,339
2,412 2,471 2,024
2,227
2,192
2,273
2,343 2,399
1,207 1,352 1,250 1,283 1,312 1,334 2,003 1,977 2,099 2,157 2,203 2,239 17,106 16,748
16,297 15,392
14,762
15,753
0 2,000 4,000 6,000 8,000 10,000 12,000 14,000 16,000 18,000
平成21年度 平成22年度 平成23年度 平成24年度 平成25年度 平成26年度 第4期計画期間 第5期計画期間
( 人)
要支援1 要支援2 要介護1 要介護2 要介護3 要介護4 要介護5
←実績値 推計値→
図表31 次期計画期間における1号被保険者の認定率
18.3% 18.4%
18.4% 18.1%
17.4%
16.8%
15.5% 16.0% 16.5% 17.0% 17.5% 18.0% 18.5% 19.0%
平成21年度 平成22年度 平成23年度 平成24年度 平成25年度 平成26年度
第4期計画期間 第5期計画期間
3 介護保険運営協議会「中間報告」(案)について
⑴ はじめに
いわき市の高齢者保健福祉行政は、「第5次いわき市高齢者保健福祉計画
(平成 21 年度∼平成 23 年度)」に基づき、各種施策の推進が図られている。
この計画は、 老人福祉 法及び介 護保険法等 に基づき 市が策定 する3ヵ年
計画であり、市の高齢者保健福祉施策の基本方針や施策体系を定めるほか、
介護保険第1 号被保険者 保険料の 算定根拠 となる介護 保険サー ビス給付費
の見込みや、介護保険サービス基盤の整備目標等を定めた行政計画である。
現行計画は平成 23 年度をもって終了することから、市は、平成 24 年度
∼平成 26 年度を推進期間とする次期の計画を策定することとしている。
次期計画 策定に当 たっては、 市の附属機 関である 介護保険運 営協議会で
の審議を中心 に進めてい るところ であるが、 計画策定 過程にお いて、より
多くの市民意 見を聴収し 、可能な 限りその意 見を反映 させてい くため、こ
れまでの運営 協議会にお ける協議 内容を「中 間報告」 としてと りまとめ、
市民意見募集手続き(パブリックコメント)を実施するものである。
⑵ 本市における高齢化の現状
① 本市は 、全体的な 人口減少 傾向にある 中で、高 齢者人口は 増加してお
り、市内総人口に占める 65 歳以上の高齢者人口の割合(高齢化率)が上
昇している。 また、総 世帯数は ほぼ横ばい ながら、 一人暮ら し高齢者の
増加などに伴い、高齢者世帯の数は増加している。
② 要介護高齢者の出現率は、平成 12 年度の介護保険制度導入以来、右肩
上がりで伸びており、平成 23 年度における出現率は、18%(平成 12 年
度は約9%)を越える状況となっている。
③ 国勢調査によると、平成 22 年 10 月 1 日現在の本市の人口は 342, 249
人、総世帯数は 128, 722 世帯となっている。昭和 50 年からの推移をみる
と、人口は平成 12 年の調査(360, 138 人)より減少に転じ、近年ではそ
の減少の度合いが大きくなっている。
一方、世帯数の増加は続いているが、平成 22 年における世帯数 128, 722
世帯は、平成 17 年に比べて 0. 1%の増加に留まっており、人口が減少し
ているのに対 し、世帯 数の増減 率はプラス の水準で 推移して いることか
ら、世帯あたりの人員は減少傾向にあり、平成 22 年には 1 世帯あたり 2. 7
平成
15年度 16年度 17年度 18年度 19年度 20年度 21 年度 22年度 23年度 24年度 25年度 26年度
第2期中期財政運営期間
見直し 第3期介護保険運営期間
見直し 第4期介護保険運営期間
見直し 第5期介護保険運営期間
← 本計画期間 → ← 前期計画期間 →
長 期 目 標
④ 住民基 本台帳によ る近年の 傾向を把握 すると、 人口の減少 、世帯数の
増加とも続いており、この結果、世帯あたりの人員数も減少している。
平成 22 年から 23 年にかけては、東日本大震災の影響により、人口は
大きく減少し、また世帯数も減少に転じた。
なお、住民基本台帳による平成 23 年 10 月 3 日現在の人口は 340, 666
人、世帯数は 139, 756 世帯、世帯あたり人員は 2. 4 人となっている。
⑤ 平成 17 年から平成 22 年までの各年の推移を住民基本台帳をもとに把
握すると、平成 22 年までは、前期高齢者数は約 42, 000 人とそれほど大
きく変化していないが、後期高齢者数は年々増加しており、平成 17 年の
37, 074 人から平成 22 年には 43, 318 人となっており、高齢者の増加は、
後期高齢者の増加が主因となっている。また、平成 22 年から 23 年にか
けては、前期高齢者数は前年比 1, 174 人減と大きく減少したが、後期高
齢者数は 503 人の増となっている。
⑶ 「第6次市高齢者保健福祉計画」の位置付けと考え方
平成 18 年度の国における一連の高齢者保健福祉関連諸施策の改正は、「団
塊の世代」が高齢期を迎える 2015 年(平成 26 年度)を見据えた「高齢者
介護のあるべき姿」を念頭に行われたものである。
本市における計画においても、これとの整合を図るため、前期(第3次)
計画策定時に 2015 年の高齢者介護のあるべき姿を長期目標として設定した
ものであり、 現行の第5 次計画に ついては 、その中間 段階とし て位置付け
られ各種施策の拡充に努めてきたものである。
平成 24 年度から 26 年度までを新たな計画期間とする次期計画は、第4
次計画にて設 定した長期 目標の最 終期にあ たることか ら、第5 次計画の延
長線上として 位置付けら れ、基本 理念等の 基本的な考 え方はこ れまでの計
加えて、震災後初めての計画見直しとなることから、震災対応を踏まえ、
「被災高齢者への支援」に配慮した計画策定が肝要である。
中でも、希薄化した地域の繋がりを改善するため、「地域コミュニティの
構築」に係る施策展開が更に重要となってくる。
平成24年度末で閉鎖を予定している応急仮設住宅等については、今後の
被災地区の復 興の進展具 合や原発 事故の収 束の状況に よっては 、入居期間
が更に延長さ れる可能性 があり、 場合によ っては、中 長期的な 視点のもと
継続した施策展開が求められてくる。
このようなこ とから、 上記施策 を次期計画 へ追加し 、より震 災後の支援
体制に配慮した計画となるよう検討を行っていくものである。
施 策体系 イメー ジ(案 )
被 災 高 齢 者 へ の 支 援
﹁
ひ と り ひ と り が 安 心 し て 自 分 ら し く く ら せ る ま ち い わ き
﹂
基本目標1: 高齢者 ひとりひとりが安心して自分らしく暮らせるための
サービス基盤整備 (高齢者の生活ニーズに即したサ ービス体系 の構築)
基 本 理 念
重点施策① 高齢期に適した生活環境の整備 重点施策②
重点施策③
重点施策④ 重点施策⑤
自己実現・社会関係拡大の支援 自主的な健康づくり・介護予防対策の推進
身辺生活の自立支援 経済面での安心の確保
基本目標2: 高齢者 ひとりひとりが安心して自分らしく暮らせるための
まちづくり(地域保健・地域福祉の確立)
重点施策① 地域単位のケアシステム・マネジメント体制の確立
重点施策② 重点施策③
地域密着型の行政組織の整備及び機能の確立 地域コミュニティでの高齢者支援体制づくり
地域の中での関 係機関の機能の 充実と連携 、課題への対応 認知症高齢者に対する総合的ケアシステムの構築 重点施策④
重点施策⑤
基本目標3: 高齢者 ひとりひとりが安心して自分らしく暮らせるための
しくみづくり(高齢者を社 会全体で支えるしくみづくり)
重点施策① 相談・情報提供体制の整備
重点施策③ 介護サービスの質的向上とマンパワーの育成 重点施策② 高齢者の権利擁護体制の整備
最 重点施策Ⅰ:住民参加型の介護予防施 策の推進
最 重点施策Ⅱ:地域包 括支援センターの機能の充実
最 重点施策Ⅲ:地域見守りネットワークの構築
最 重点施策Ⅳ:認知症 高齢者対策の推 進
⑷ 「第6次 市高齢者保 健福祉計 画」策定に 係るこれ までの経過 及び今後の 進め方について
① 次期高齢者保健福祉計画策定に向けた作業について
現行計画の計画期間が今年度末を終了することに伴い、市においては、
次期計画策定に向けた作業を進めてきた。
ア 現行計画に掲げた「最重点施策」の評価
現行計 画の「最重 点施策」 について は、次期計 画におい ても、引き
続き各種施策 の更なる 拡充が求 められる ものと考 え、これ までの施策
の展開状況を 踏まえた 評価を行 い、今後 どのよう な取り組 みを行って
いくか等、次期計画への位置付けについて検討を行ってきた。
【現行計画に掲げた最重点施策】
① 住民参加型の介護予防施策の推進
② 地域包括支援センターの機能の充実
③ 地域見守りネットワークの構築
④ 認知症高齢者対策の推進
⑤ 高齢者権利擁護対策の推進
イ 高齢者等意識調査等の実施
計画策 定に当たっ ての基礎 資料とす るため、介 護サービ ス利用者、
介護サービス 未利用者 、一般高 齢者、第 2号被保 険者、介 護支援専門
員を対象とす るアンケ ート調査 のほか、 国で示し た「日常 生活圏域ニ
ーズ調査」を加えた6種類について調査を実施した。
② 市民意見の取扱い及び今後の進め方
今回の市 民意見募集 により提 出された 意見につい ては、本 協議会でそ
の内容を協議 したうえ で、今年 度末に「市 長答申」 を行い、 最終的に市
⑸ 「第6次市高齢者保健福祉計画」に係る最重点施策の方向性について
① 住民参加型の介護予防施策(シルバーリハビリ体操事業)の推進
について
平成 12 年4月の制度創設以来、在宅サービスを中心に利用者が急速に
拡大するなど 、介護保 険制度は 、高齢者の 生活の安 心を担保 する仕組み
として定着し てきた一 方で、高 齢化の進行 に伴う保 険給付費 の急激な増
加が見込まれ ること等 の理由か ら、要介護 (要支援 )状態と なる前から
の「介護予防」の取り組みが重要となってきている。
さらに、今 後の介護 予防の推 進にあたっ ては、市 民全般を 対象とした
介護予防意識 の醸成と 、地域ぐ るみで誰も が気軽に 介護予防 活動に参加
できる施策の展開が必要であることから、「シルバーリハビリ体操事業」
による住民参 加型の介 護予防施 策の推進を 第5次市 高齢者保 健福祉計画
の最重点施策のひとつとして位置づけたところである。
ア 現状と課題
○ 体操指導士等の養成
本年 11 月までに、次の体操指導士等を養成した。
しかし、市 内全域に おいて、 地域ぐる みで誰 もが気軽 に介護予防
活動に参加できるためには、指導士が足りない状況である。
・ 体操指導士の養成
インスト ラクターと しての役割 を担う常 勤職員1名 と、その補
助業務を担 う非常勤 職員1名 を採用し 、茨城県 が実施す る「シル
バーリハビリ体操指導士3級養成講習会」に派遣した。
当該職員は、体操指導の中心的な立場であり、体操教室の実施・
指導や、養 成講座の 講師、ま た、市 民ボラン ティアや 3級指導士
の支援等を行っている。
・ 市民ボランティアの養成
体操指 導士 を補助 する 市民ボ ラン ティ ア6名 を本 市独自 の養成
講座において養成し、体操指導士とともに「いきいきデイクラブ事
業」等の既存事業や、地域の自主グループの活動の中で体操指導を
行っている。
・ 3級指導士の養成
地域活動 の実践者と して、介護 予防の普 及啓発活動 に取り組む
3級指導士 20 名を本市独自の3級指導士養成講座において養成し、
動の中での体操指導に取り組んでいる。
○ モデル事業の実施
「 いきいき デイクラブ 事業」等の 既存事業 や、地域の 自主グルー
プの活動の中 で養成し た指導士 が体操指 導を行い 、市民へ のPRを
兼ねた試行的な活動を実施し、本年 10 月末現在で計 337 回、延べ
5, 326 名が参加した。
また、モデ ル事業と して、全 4コース を設定 し、体操 指導士によ
るシルバー リハビリ 体操教室 を実施し 、マニュ アル中の 体力評価を
活用して、筋力の維持・増加、日常生活動作の改善等の点について、
体操の効果 等の検証 を行った 。体力測 定による 客観的な 評価及び体
力自己評価 表による 主観的な 評価から 、教室に 参加し当 該体操を実
践すること により、 身体機能 の改善等 の介護予 防の効果 はもちろん
であるが、 外出の機 会が増え るなど閉 じこもり の防止や 、運動が楽
しいと感じるなど生活の質の向上にも繋がっている。
現在は、既 存の自主 グループ での活動 、申込 制による 限られた人
数による体 操教室で の事業実 施のため 、事業の 認知度が まだ低いこ
と、個人で気軽に参加できる場がないのが課題である。
○ 被災高齢者への支援
東日本 大震災に より環境 が大きく変 化した方 々が多数 おり、近隣
に友人や知 人がいな い等、閉 じこもり や体力・ 気力の低 下が見られ
る高齢者がおり、継続的な心身のケアが必要である。
また、 借り上げ 住宅入居 者に対し体 操教室を 4回実施 したが、実
施にあたっ ては、住 宅が各地 に点在し ているた め、体操 の場の確保
に苦慮している。
イ 課題解決に向けた主な方策
○ 3級指導士の養成
地域ぐるみ で誰もが 気軽に介 護予防活 動に参 加できる ためには、
地域活動の 実践者と して、介 護予防の 普及啓発 活動に取 り組む3級
指導士の養 成が不可 欠である 。住民の 身近な地 域で体操 指導を行う
平成 24 年度 平成 25 年度 平成 26 年度
養
成
講
座
・いわき市 2 級指導士養成講座 (15 名×1 講座)
・いわき市 3 級指導士養成講座 (15 名×6 講座)
・いわき市 2 級指導士養成講座 (15 名×2 講座)
・いわき市 3 級指導士養成講座 (15 名×10 講座)
・いわき市 1 級指導士養成講座 (20 名× 1 講座)
・いわき市 2 級指導士養成講座 (15 名× 4 講座)
・いわき市 3 級指導士養成講座 (15 名× 10 講座)
○ 事業の周知と実施
現在は地域 の既存の 自主グル ープへの 講師派 遣、申込 制の体操教
室を実施し ているが 、限られ た対象者 となって しまって いるため、
個人で参加可能で、申込制ではない場の提供をする。
また、その 場を活用 して不特 定多数の 方に対 し事業の 周知を図る
ことが可能である。
○ 被災高齢者への支援
定期的 に体操指 導士を派 遣し、体 操教室を 実施するこ とにより、
運動器機能 の向上は もとより 、体操教 室へ出向 くことに より閉じこ
もり防止につなげ、被災者の交流促進を目指す。
また、 借り上げ 住宅入居 者につい ては、住 宅が各地に 点在してい
ることから 、包括支 援センタ ー等の関 係機関と 連携し、 体操の場を
設け事業を実施していく。
ウ 今後の取り組み
○ 3級・2級・1級指導士の養成と体操の普及
・ 今後、今年度内に3級指導士養成講座を1回(10 名× 1回)実
施し、計 30 名の3級指導士を養成する。来年度以降は、年次計画
に基づき、平成 30 年度までに、3級・2級・1級指導士を合わせ
て 1, 400 名程度養成して各地域での体操の普及を図り、高齢者人
口の2割程度の参加を目指す。
・ 福島県地 域リハビリ テーション 広域支援 センターと の連携を図
表1) シルバーリハビリ体操指導士養 成システム
1級指 導 士
(2級 指導 士として1年 以上 活 動)
2級 指導 士
(3級 指 導士 として1年 以 上活 動)
3級指 導士
(市内に居住し体 操に興味が ある者)
地 域住民
応 募
応 募
体操 指導
応 募 市民ボランティア(6名) 体操
指導
市が実施する教室等での住 民への体操 指導 及び養成講座での講 師
認定
講 座受講
講 座受講
講 座受講
修 了
認 定
いわ き市 (長寿介護課) ・市担当者 ・市インストラ クター 2名 【講座開催】 ・1・2・3級 指導士の養成 【その他 】 ・養成カリキュ ラム作成 ・指導士派遣 調整 ・講習会等開 催
表2) シルバーリハビリ体操指導士養成目標
(平成30年度までの目標)
養成
※ 平成30年度のいわき市高齢者人 口推計が 約95 ,000人であり、その2割は